去年の今日、僕は仙台で、塩屋俊(しおやとし)さんが主催する舞台「HIKOBAE(ヒコバエ)」の千秋楽を迎えていました。 しかし、本番の四時間前、楽屋で塩屋さんが倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。 塩屋俊さんは、ご自身も国内外で活躍されていた俳優で、その後「世界に通用する俳優を育てたい」という思いから演技学校アクターズクリニックを設立し、若手の育成に努めるとともに、監督・プロデューサーとして『ふたたび Swing me Again』『種まく旅人 ~みのりの茶~』など、数々の作品を世に送り出しました。 色々な顔を持ち、それぞれの分野で大きな功績を残した塩屋さんですが、僕にとっては自分に演技を教えこんでくれた恩師であり、卒業後もいつも飯に連れて行ってくれる、東京で唯一父と呼べる存続きをみる
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