こんばんは!
鈴木亮平です。
今日は、第④回〜鹿児島満喫編〜です。
いやー「満喫編」と銘打ってみたものの、書いてみるとなんだかお墓参りばかりしている回になってしまいました。
実は今回の旅は、西郷さんやドラマに登場する方々のお墓にご挨拶をすることが一番の目的だったのです。
あんまり面白くない回かもしれませんが、旅行記として興味深く読んでいただければ嬉しいです。
この日まず向かったのは、こちらの「南洲(なんしゅう)神社」。
ちなみに「南洲」とは、西郷さんが名乗った別名でごわす。
ここのお墓には、西郷隆盛その人を始め、

(許可を得て撮影しました)
村田新八や桐野利秋、別府晋介や大山綱良など、西郷さんと運命を共にした多くの仲間たちが眠っております。
場所は、こんな絶景のロケーション。

神社の方の説明によると、墓石は桜島と、さらにその先の明治天皇の方角を向いているということです。
こちらに併設されている顕彰館や、街の中心部にある黎明館という資料館はとても見応えがあったので、めちゃくちゃ勉強になりました。
お次は、尚古集成館(しょうこしゅうせいかん)と仙巌園(せんがんえん)という場所へ。
実はここ集成館は今回何としてでも来たかったところ。
なぜって…
世界遺産だから!
集成館とは、当時の薩摩のお殿様であった島津斉彬(なりあきら)公が「外国がもうすぐ攻めてくるから日本も早く軍艦とか作って近代化しなきゃ」として作った工場や研究施設のことです。
それが日本の産業革命の始まりの一つであるとして、世界遺産になっているわけです。
何しろ例の黒船さんたちがやって来る2年も前に作ったとのことで、いかに斉彬さんが海外事情に通じていたかが分かりました。
隣にある仙巌園はその島津家の別邸跡で、ここからの桜島もとってもキレイ。
この日も晴れていて暑かったので、近くにあったコーヒーショップに立ち寄りました。
すると、カップにこんな粋なメッセージが。

"Welcome! KAGOSHIMA!"
もう、鹿児島ったら、あったかいんだから〜。
そこから、その斉彬公のお墓のある福昌寺跡の墓地へ。

おお、入り口の門にもがっつりと島津の家紋が。
西郷さんが尊敬し崇拝した島津斉彬公。その他にも、島津久光公や斉興(なりおき)公、お由羅(ゆら)さんなど、西郷さんと深い関わりのある方々が眠ります。ここではゆっくりと時間をかけてお参りさせていただきました。
ところで、
西郷さんは30才の時に色々ありまして、月照さんという偉いお坊さんと一緒に、夜の海に身を投げて自殺未遂を計るんです。
西郷さんは奇跡的に引き上げられ、虫の息状態で助けられましたが、月照さんは亡くなってしまいました。
西郷さんの人生に大きな影響を与えた事件ですが、この線路の脇にあるのが、その時西郷さんが息を吹き返したといわれるおうち。
海のすぐそばにあって、本当に急いで担ぎ込まれたんだなぁと、150年前の事件がなんだかリアルに感じられました。
その月照さんのお墓と、西郷家のお墓にもご挨拶したあと、西郷さんが晩年に住んでいた家の跡地「西郷武屋敷跡」に行き、この日初の西郷さんゲット!