暑い日が続きますねー。
皆さん夏バテしていませんか? 鈴木亮平です。
最近の僕はもっぱら室内セットでの撮影なので、お昼休憩なんかでたまに外に出ると、あまりの暑さと眩しさにクラクラします。
いやー、すっかり夏でごわすね。
さてさて、撮影中のスタジオの中には、今西郷家と大久保家のセットがどどーんと建てられているのですが、これがですね…
とにかくスゴイんです!
やっぱり大河ドラマの美術はすごい!
まだ全貌をお見せできないのが悔しいんですが、本当に当時の薩摩の民家がババーンと再現されているようで…
特にすごいのが細部の作り込み。
例えば、西郷家の目の前にはこんな小川(用水路?)まで流れているんですが、
よく見てください。
真ん中あたり、なんと…
魚がいるんです。
しかもこの子たち、ちゃんと当時の鹿児島にいた種類の魚なんですって。
その為にこの小川に流している水は全部カルキ抜きまでしてるんですって。
恐るべし、NHKの美術スタッフ!
いやードラマとか映画って、僕も普通に観てる時には忘れてますけど、セット撮影の場合、画面に映ってるものは全てスタッフが作り上げたものなんですよね。役者の肉体以外は。
葉っぱを揺らすそよ風も、地面に落ちる木々の影も、窓から差し込む朝の光も、全て計算されていて、偶然できたものは何一つないんですよ。
そう思って改めて観てみると、本当に映像って面白いなぁと、つくづくチームプレイだなぁと思います。
ところが最近、
そんな作り物のセットの中に、蚊やハチやカマキリなどいろんな虫たちを見かけるようになりました。
もちろんスタッフが放した虫じゃありません。
作り物のこの世界に、だんだんと実際の生態系が侵入してきているみたい。
フィクションと現実世界のミックス。
うーん、やっぱり面白い。
亮平でした。